「虞」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「虞」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おそれ(よくない事が起こるかもしれないという心配)」
②「おそれる(よくない事が起こるかもしれないと心配する)」(例:危虞)
③「おもんばかる(前もって考えておく、あれこれと思いをめぐらす)」
④「おもんばかり」
⑤「いましめ」
ア:「前もって注意する事」
イ:「過ちを犯さないように罰を与える事」
⑥「備え」
⑦「やすらか(穏やかで変わったことのないさま)」
⑧「やすんずる(やすらかになる、安心する)」
⑨「楽しむ」
⑩「誤る」、「誤り」
⑪「埋葬を終わって家に帰り、霊を安んずるために行う祭り」
⑫「昔の官名(国家公務員に割り当てられる地位・仕事)。
山林・沼沢のことを職務として取り扱う役人」
⑬「古代の王朝名・人名。舜(シュン・別名:有虞氏)が、尭(ギョウ)から
天下をゆずり受けて帝位にあった間の名前」
[恐・畏・虞の使い分け](おそれ)
「恐」・・・「怖がる気持ち」、「恐怖」(例:猛獣に対する恐れ)
「畏」・・・「尊敬して控え目な態度をとる気持ち」(例:神に畏れを抱く)
「虜」・・・「よくない事が起こるかもしれないという心配」(例:がけ崩れの虞)
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成り立ち |
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形声文字です(虍+呉(吳))。「虎の頭」の象形と「頭に大きなかぶりもの
をつけて、舞い狂う」象形(「華やかに楽しむ」の意味だが、ここでは、
「懼(ぐ)」に通じ(「懼」と同じ意味を持つようになって)、「おそれる」の
意味)から、「おそれ(心配)」、「おそれる」を意味する「虞」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「グ」
訓読み:「おそれ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「すけ」、「もち」、「やす」、「よし」
画数
「13画」
部首
「虍(とらがしら(虎頭)、とらかんむり(虎冠))」
「虍」を含む漢字一覧
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