「香」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「香」は中学生で習います。「香」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説 |
意味 |
①「か」、「かおり」(良いにおい)(反意語:臭(悪いにおい))
②「かおる(良いにおいがする)」(例:香水)
③「かぐわしい」、「こうばしい」
ア:「良いにおいがする」
イ:「心がひかれる」、「好ましい」、「すばらしい」
④「かんばしい」
ア:「良いにおいがする」
イ:「好ましいもの、立派なものと認められるさま」
③「コウ(食品や化粧品などに良いかおりをつける材料と
するもの)」(例:線香)
日本のみで用いられる意味
④「コウ」
ア:「香道(良いかおりのするものを燃やして、その匂いを鑑賞する
日本独自の作法(決まったやり方)」
イ:「香合(お茶室でたく良いかおりのするものを入れるためのうつわ)」
ウ:「香色(黄ばんだ薄赤い色)」
エ:「味噌の別名」
オ:「薬味(料理に添えて用い、味を引き立て食欲をそそる材料の別名)」
⑤「キョウ・香車(将棋の駒の1つ)」
[香・薫の使い分け](かおり、かおる)
「香」・・・「鼻で感じるにおい」(例:梅の香り)
「薫」・・・「雰囲気や肌で感じるにおい」(例:風薫る5月)
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成り立ち |
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会意文字です(黍+甘)。「穂先が茎の先端にたれかかる穀物の象形と、
流れる水の象形(「酒」の意味)」(酒の材料に適した「黍(きび)」の意味)
と「口中に一線を引いて食物をはさむさまを表した文字」(「あまい・うまい」
の意味)から、黍などから生じる「甘いかおり」を意味する「香」という漢字が
成り立ちました。(「香」は略字です。)
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読み
音読み:「キョウ」、「コウ」
訓読み:「か」、「かお(り)」、「かお(る)」
常用漢字表外
「かんば(しい)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かが」、「かおり」、「かおる」、「たか」、「よし」
画数
「9画」
部首
「香(か、かおり)」
「香」を含む漢字一覧
部首解説:
「香」をもとにして、「香り」に関係する漢字ができている。
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