「豪」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「豪」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「やまあらし(豚に似て、背に荒い毛がある)」(例:豪猪)
②「(他よりも)優れている。また、その人。」(例:豪傑、文豪)
③「強い。また、強い人。」
④「恐れず危険や困難に積極的に向かっていく。また、その人。」
⑤「率いる(従えて行く)。また、その人」
⑥「おさ(代表者、リーダー)」
⑦「男気がある人(弱い者が苦しんでいるのを見のがせない
性格の人)」(例:豪侠)
⑧「金持ち」(例:富豪)
⑨「ぜいたく(必要以上にお金や物などを使う)」(例:豪奢)
⑩「盛ん(勢いがいいさま)」、「非常に」(例:豪飲)
⑪「細い毛」(同意語:毫)
⑫「少し」、「わずか」(例:豪末)
⑬「しいて(むりやりに)」(例:豪奪)
日本のみで用いられる意味
⑭「濠太剌利(オーストラリア)の略」(もと濠の字を用いた)
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成り立ち |
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形声文字です(高+豕)。「高大な門の上の高い建物」の象形(「高い」の
意味だが、ここでは、「稾(コウ)」に通じ(同じ読みを持つ「稾」と
同じ意味を持つようになって)、「かたいわら」の意味)と「口のつき出て
いるいのしし」の象形から、「わらのように固い毛のある:やまあらし」
を意味する「豪」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ゴウ」
常用漢字表外:「コウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「えら(い)」、「つよ(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かた」、「かつ」、「ごう」、「たけ」、「たけし」、
「つよ」、「つよし」、「とし」、「ひで」
画数
「14画」
部首
①「亠(なべぶた(鍋蓋)、けいさんかんむり(卦算冠))」
「亠」を含む漢字一覧
②「豕(ぶた、いのこ、いのこへん(豕偏))」
「豕」を含む漢字一覧
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