「姫/姬」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「姫」は中学生で習います。「姬」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ひめ」
ア:「天子(天下を治める者)のむすめ」、「身分の高い人のむすめ」
イ:「女子の美称(価値のあるものとして尊敬して用いる言葉)」(反意語:彦)
ウ:「遊女(歌や踊りにより客を楽しませ、客との性行為をも行う女)」
エ:「小さくてかわいらしいものにつける言葉」(例:媛百合)
②「きさき(天子の正妻。皇后)」
③「そばめ」
ア:「本妻以外にそばに置く妻」
イ:「天子などのそばにいて身の回りの世話をする女性」
④「中国古代の王、黄帝の姓。姫水のほとりにいて、姫を姓とした。」
⑤「周の王室の姓。姫は、跡(あと)の意味で、周の先祖の后稷(コウショク)
は、母が巨人の足跡を踏んで産んだ子なので、姫を姓とした。」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「2つの乳」の象形と「両手をしなやかに重ねた女性」の
象形から、「子を養い育てる事ができる女性」、「ひめ」を意味する
「姬・姫」という漢字が成り立ちました。
※「姫」はもと、別字(女+臣(「しっかり開いた目」の象形で「家来」の意味))
で「慎む」の意味を表しましたが、のちに、「姬」の略字として用いられる
ようになりました。
※「姬」は「姫」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「キ」、「シン」、「イ(姬のみ)」
訓読み:「ひめ」
画数
「10画」(姫・姬)
部首
「女(おんな、おんなへん(女偏))」
「女」を含む漢字一覧
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