「閲/閱」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「閲」は中学生で習います。「閱」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「けみする」
ア:「調べる」、「見て確かめる」(例:検閲)
イ:「年月を過ごす」、「経る」、「経過する」(例:閲歴)
②「選ぶ」、「抜き取る」(例:簡閲)
③「文書を比較して調査研究する」(例:校閲)
④「手柄」、「功績」
⑤「唐・宋以後、爵位(国家から与えられる栄誉称号)のある
家の門の右に建てる柱」(反意語:閥)
⑥「統べる(支配する、1つにまとめる)」
⑦「集める」
⑧「いれる(容)」
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成り立ち |
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形声文字です(門+兌)。「左右両開きになる戸」の象形と「2つに
分れているものの象形と口の象形と人の象形」(「祈る事によって
結ばれて気持ちが分散して、喜ぶ」の意味だが、ここでは、「脱(タイ)」に
通じ(同じ読みを持つ「脱」と同じ意味を持つようになって)、「ぬがせる」の
意味)から、門の前でいちいち、脱がせて「調べ見る」を意味する
「閲」という漢字が成り立ちました。
※「閱」は「閲」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「エツ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「けみ(する)」、「へ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「15画」(閲・閱)
部首
「門(もん、もんがまえ(門構)、かどがまえ(門構))」
「門」を含む漢字一覧
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