「屯」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「屯」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「たむろする」
ア:「一か所に集まる」
イ:「集まりとどまって守る」(例:駐屯地)
②「たむろ」
ア:「仲間や同じ職業の人々などが寄り集まっていること。
また、その集団・場所」
イ:「明治時代、特に巡査(警察官)がとどまっている場所」
ウ:「集まり守っている場所。また、その集団」
③「連ねる」、「連なる」
④「なやむ(悩)」、「苦しむ」
⑤「易の六十四卦の1つ。険しくて行き悩む形を表す漢字」
※六十四卦とは、占いのひとつで儒教の基本経典でもある易で
用いられる基本図象の事を言います。
※儒教とは、国は武力ではなく、徳(人間性・性格・考え方を良くするための
行動で教え導き考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせる
こと)によって天下を治めるべきであるという思想の事を言います。
日本のみ用いられる意味
⑥「トン(ton)を言い表す際に使う漢字」
ア:「メートル法で1000キログラム(仏トン)」
イ:「ヤード・ポンド法で、1016.1キログラム(英トン)」
ウ:「ヤード・ポンド法で、907キログラム(米トン)」
エ:「船舶の容積・軍艦の排水量の単位。約100立方フィート(約2831リットル)」
オ:「貨物の容積の単位。約40立方フィート(約1132リットル)」
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成り立ち |
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象形文字です。「幼児が髪を束ね飾った」象形から、「多くのものを
束ね集める」、「たむろする」を意味する「屯」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「トン」
常用漢字表外:「チュン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「たむろ」、「なや(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「みつ」、「むら」、「より」
画数
「4画」
部首
①「丿(の、のかんむり(ノ冠)、のはらいぼう(ノ払棒)、はらいぼう(払棒)、へつ)」
「丿」を含む漢字一覧
②「屮・屮(てつ、くさのめ(草の芽)、めばえ(芽生え))」
「屮・屮」を含む漢字一覧
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