「拠/據」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「拠」は中学生で習います。「據」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「よる」
ア:「すがる(頼りとするものにつかまる、頼る)」、「頼む」
イ:「立てこもる」、「そこに位置を占める」(例:占拠)
ウ:「よりどころとする(支えてくれるものである、ある物事が
成り立つもとになるものである)」(例:根拠)
②「よりどころ」、「証明」(例:証拠)
③「引く」
④「穏やかで変わった事がない為、安心する」、「落ち着く」
⑤「押さえる」
日本のみで用いられる意味
⑥「よんどころ」(「よんどころなし」で、「やむを得ない、仕方がない」の意味)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(扌(手)+処(豦))。「5本の指のある手」の象形と「とらの
頭の象形とぶたの象形」(「獣のはげしいとっくみあい」の意味)から、手を
もつれあわせる事を意味し、そこから、「たよる」、「すがる」を意味する
「據/拠」という漢字が成り立ちました。
※「拠」は「據」の略字です。
※「據」は「拠」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「キョ」、「コ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「よりどころ」、「よ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「8画」(拠)
「16画」(據)
部首
「扌(てへん(手偏))」
「扌」を含む漢字一覧
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