「震」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「震」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ふるえる」
ア:「ふるう(細かに繰り返し動く)」
イ:「ゆれるように鳴り響く」、「響きわたる」
ウ:「動く」、「動かす」
エ:「驚く」、「驚かす」
オ:「恐れる(危険を感じて不安になる)」
カ:「はばたく」
キ:「聞こえ渡る」
ク:「他の者を従わせる力が行き渡る」
②「雷(かみなり)」
③「地震」
④「自分が優れた人物だと思って、他人に対して見下した態度をとる」
⑤「勢い」、「他の者を従わせる力」
⑥「易(エキ)の卦(カ)の名前」
ア:「八卦の1つ。雷・東・長男・木・土などを表す」
イ:「六十四卦の1つ。万物の発動する形を表す」
日本のみで用いられる意味
⑦「シン(宸(シン)に通じて用い、天下を治める者に関する物事の
上につける)」(例:震怒)
[奮・振・震の使い分け](ふるう)
「奮」・・・「意気(事をやりとげようとする積極的な気持ち)を強くする」
(例:奮って参加して下さい)
「振」・・・「物の一端を持ったり固定したりして前後左右、または
上下に何度か往復させるように動かす」、「物事が盛んになる」
(例:刀を振るう、事業が振るわない)
「震」・・・「細かに繰り返し動く」(例:身震い)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(雨+辰)。「雲から雨がしたたり落ちる」象形と
「2枚貝が殻から足を出している」象形(「ふるえる」の意味)から、雷雨が
人をふるえあがらせる事を意味し、そこから、「ふるえる」を意味する
「震」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シン」
訓読み:「ふる(う)」、「ふる(える)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「おと」、「なり」、「なる」、「のぶ」
画数
「15画」
部首
「雨・⻗(あめ、あめかんむり(雨冠)、あまかんむり(雨冠))」
「雨・⻗」を含む漢字一覧
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