「弐/貳」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「弐」は中学生で習います。「貳」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「そえる(付け加える)」、「加える」
②「増す」
③「重ねる」
④「並べる」
⑤「そえ(付け加える事)」
⑥「控え(時間や順番などが来るのを待つ事)」
⑦「相手」
⑧「二つ」
⑨「ふたたび」、「二度」
⑩「裏切る」、「裏切りの心を持つ」(例:弐心)
⑪「そむく(逆らう、反対・反抗する)」
⑫「離れる」、「分かれる」
⑬「変わる」、「代わる」
日本のみで用いられる意味
⑭「すけ(大宰府の次官)」
※大宰府とは、7世紀後半に、九州の筑前国に設置された
地方行政機関の事を言います。
※次官とは、府・省・庁等の国家機関において長たる官職(長官)の
次に位置づけられる官職の事を言います。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(戈+貝+二)。「にぎりの付いた柄の先端に刃の
ある矛」の象形と「子安貝」の象形と「2本の横線」から、矛で貝を2つに
分ける事を意味し、そこから、「ふたつ」を意味する「弐」という漢字が
成り立ちました。
※「弐」は「貳」の略字です。
※「貳」は「弐」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ニ」
常用漢字表外:「ジ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「ふた」、「ふた(つ)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「すけ」
画数
「6画」(弐)
「12画」(貳)
部首
「弐」の部首
「弋(しきがまえ(式構)、よく)」
「弋」を含む漢字一覧
「貳」の部首
「弋(しきがまえ(式構)、よく)」
「弋」を含む漢字一覧
「貝(かい、かいへん(貝偏)、こがい)」
「貝」を含む漢字一覧
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