「寝/寢」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「寝」は中学生で習います。「寢」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ねる」、「いぬ」
ア:「身体を横にする」、「横になる」
イ:「病気でベッド・ふとんに入る」
ウ:「ねむる(身体の動きが一時的に低下し、目を閉じて無意識の
状態になる)」
エ:「縦のものが横になる」(例:髪の毛が寝る)
オ:「一緒に身体を横にする」(例:女と寝る)
カ:「商品が売れずに残っている」(例:暖冬で暖房が寝ている)
②「ねかす」
ア:「身体を横にさせる」(例:患者を寝かす)
イ:「目を閉じさせて、無意識な状態にさせる」(例:子供を寝かす)
ウ:「縦のものを横にする」、「横に倒す」
エ:「品物や金銭などを活用せずに手元にとどめておく」
オ:「熟成させるために、一定の温度でしばらくそのままにしておく」
(例:ワインを寝かす)
③「ねむり(ねむる事)」(例:昼寝)
④「へや」
ア:「ねる為に使う部屋」
イ:「お客が来た時に使用する部屋」
⑤「おたまや(先祖の霊や身分の高い人の霊を祭ってある建物)」
⑥「やめる」
⑦「すたれる(使われなくなる、行われなくなる、盛んだったもの
の勢いが弱くなる)」
⑧「みにくい(顔や姿かたちがよくない、見て嫌な気持ちがする)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(宀+爿+侵の省略形)。「屋根・家屋」の象形と
「寝台を立てて横にした」象形と「ほうき」の象形(「侵」の略字で、
人がほうきを手にして、次第にはき進む事から、「入り込む」の意味)
から、家の奥にあるベッドのある部屋を意味し、そこから、
「部屋でねる」を意味する「寝」という漢字が成り立ちました。
※「寢」は「寝」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「寝」は「寢」の略字です。
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読み
音読み:「シン」
訓読み:「ね(かす)」、「ね(る)」
常用漢字表外:「みたまや」、「みにく(い)」、「や(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」(寝)
「14画」(寢)
部首
「宀(うかんむり(ウ冠))」
「宀」を含む漢字一覧
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