「粋/粹」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「粋」は中学生で習います。「粹」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「まじりけがない(他のものがまざっていない)」
②「もっぱら(他の事は関わらないで、ある一つの事に集中するさま)」
③「完全」、「欠点がない」
④「質(中身・内容)が良い。また、その部分」、「もっとも質が良い部分」
⑤「くだける」、「くだく」(同意語:砕)
日本のみで用いられる意味
⑥「スイ」、「いき」(反意語:野暮)
ア:「世の中の様子や人の気持ちについてよく理解している事」
(例:粋な計らい)
イ:「遊里(風俗業界)や芸能業界、飲食業界など、業界の事情を
よく知っており、言動や動作が慣れている事」(例:粋な店)
ウ:「色気(異性をひきつける魅力)がある事」
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(米+卆(卒))。「稲の実の象形と稲の穂の枝の象形」
(「米」の意味)と「衣服のえりもとの象形の下部に一を付した文字」
(「死ぬ・おわる・完全」の意味)から、完全に精米した米(玄米から外皮を
取り除いた米)を意味し、そこから、「まじりけがない」を意味する
「粋」という漢字が成り立ちました。
※「粋」は「粹」の略字です。
※「粹」は「粋」の旧字(以前に使われていた字)です。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「スイ」
訓読み:「いき」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きよ」、「ただ」、「よし」
画数
「10画」(粋)
「14画」(粹)
部首
「米(こめ、こめへん(米偏)、よねへん(米偏))」
「米」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |