「錬/鍊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「錬」は中学生で習います。「鍊」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ねる」
ア:「粗金属を焼いて不純物を除いて質の良いものにする」、
「金属を焼いて鍛える」
イ:「薬を質のよいものにする為に、手を加える」(例:錬丹)
ウ:「物事を理想的な状態にまで高める」(例:修練、技を錬る)
②「ねりあげた金属」(例:錬金)
③「役人が罪をでっちあげて(作り上げて)人を罪におとしいれる事」
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成り立ち |
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形声文字です(金+東(柬))。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字
と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土中に含まれる「金属」の
意味)と「束ねた袋の象形と束ねた袋から選別する事を示す線」(「えらぶ」の
意味だが、ここでは、「練」に通じ(同じ読みを持つ「練」と同じ意味を持つ
ようになって)、「ねる」の意味)から、「金属を溶かして練り鍛える」を意味
する「錬」という漢字が成り立ちました。
※「鍊」は「錬」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「錬」は「鍊」の略字です。
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読み
音読み:「レン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「ね(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「16画」(錬)
「17画」(鍊)
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
「金」を含む漢字一覧
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