「掛」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「掛」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かける」、「かかる」(同意語:挂)
ア:「手で物をひっかける」、「つりさげる」
イ:「心に留める」、「気にかける」
日本のみで用いられる意味
②「かける」
ア:「かぶせる」
イ:「掛け算をする」
③「かかる(着手する、始める)」
④「かかり」
ア:「関係」
イ:「受け持ち」、「担当」
ウ:「費用」
⑤「かけ」
ア:「かけ値(物を売る時に実際より値段を高くつける事、
物事を大げさに言う事)」
イ:「かけ売り(一定期間後に代金を受け取る約束で品物を売ること)」
ウ:「かけそばの略」
[架・懸・掛の使い分け](かける)
「架」・・・「かけわたす(物をこちら側の高い所から向こう側の高い所
へ渡して固定する)」(例:橋を架ける)
「懸」・・・「離れないようにする」、「つなぐ」(例:思いを懸ける)
「掛」・・・上記以外は、「掛」を用いるか、ひらがな書きとなる。(例:腰掛け)
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成り立ち |
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形声文字です(扌(手)+卦)。「5本の指のある手」の象形と「縦横の線を
重ね幾何学的な製図の象形と占いの為に亀の甲羅や牛の骨を焼いて
得られた割れ目の象形」(「占いの時に現れる割れ目の形」の意味だが、
ここでは、「系」に通じ(「系」と同じ意味を持つようになって)、「かける」
の意味)から、「手で物をひっかける」を意味する「掛」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「カイ(クヮイ)」、「カ(クヮ)」、「ケ」
訓読み:「かかり」、「か(かる)」、「か(ける)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「11画」
部首
「扌(てへん(手偏))」
「扌」を含む漢字一覧
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