「挟/挾」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「挟」は中学生で習います。「挾」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「はさむ」、「さしはさむ」
ア:「物と物との間にさしこむ」
イ:「物と物との間に入れて落ちないようにする。
両側から物をしっかり押さえる。」(例:箸で食べ物を挟む)
ウ:「何かをしている途中に、別のものを入れる」(例:休憩を挟む)
エ:「何かを間に置いて向かい合う」(例:テーブルを挟んで座る)
オ:「心にある考えを持つ」(例:疑問を挟む)
カ:「脇にかかえる」、「身につける」
キ:「頼みとする(頼りにする、あてにする)」
ク:「いばる(偉そうにする、態度を大きくする)」
②「はさまる」
ア:「物と物との間にはいる」、「両側から押さえられて、
動けない状態になる」
イ:「対立するものの間に入る」
②「守る」、「助ける」
③「持つ」
④「ゆきわたる」、「広く行き渡る」
⑤「弓に矢をつがえる(かける)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(扌(手)+夾)。「5本の指のある手」の象形と「手を
広げて立つ人の両脇を左右から手ではさむ」象形(「はさむ」の意味)から、
「手ではさむ」を意味する「挟」という漢字が成り立ちました。
※「挟」は「挾」の略字です。
※「挾」は「挟」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「キョウ」
常用漢字表外:「ショウ、ギョウ(挾のみ)」
訓読み:「はさ(まる)」、「はさ(む)」
常用漢字表外:「さしはさ(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さし」、「もち」
画数
「9画」(挟)
「10画」(挾)
部首
「扌(てへん(手偏))」
「扌」を含む漢字一覧
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