「賜」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「賜」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「たまう」
ア:「与える、くれるの尊敬語。お与えになる、くださる。」(例:賜金)
イ:「施(ほどこ)す(恵まれない人に物質的な援助を与える。人が困って
いる状態を助けるような行為をする。)」
ウ:「言いつける」、「命令する」
エ:「目下の者に与える」、「くれてやる」
オ:「人をおよこし(自分の方へお寄せ)になる」
②「たまわる」
ア:「いただく」、「頂戴する」
イ:「与えるの尊敬語。くださる。」
ウ:「神の許可を得て、通行を許してもらう」
③「たまもの」
ア:「いただきもの」
イ:「あることの結果として現れたよいもの」、「成果」(例:努力の賜)
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成り立ち |
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形声文字です(貝+易)。「子安貝(貨幣)」の象形と「とかげ」の象形
(光線の具合でその色が変化して見える事から、「かわる」の意味だが、
ここでは、「提」に通じ(「提」と同じ意味を持つようになって)、「腕を
突き出す」の意味)から、「目上が目下に金品をおしやって与える」、
「たまう」を意味する「賜」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シ」
訓読み:「たまわ(る)」
常用漢字表外:「たま(う)」、「たまもの」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たもう」、「ます」
画数
「15画」
部首
「貝(かい、かいへん(貝偏)、こがい)」
「貝」を含む漢字一覧
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「給」、「頂」、「易」
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