「薦」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「薦」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すすめる(採用・採択(いくつかあるものの中から選んで取り上げる
こと)を働きかける)」(例:推薦)
②「差し上げる」、「供える」
③「差し上げた物」、「供え物」
④「こも・むしろ(わらなどを編んで作った敷物)」、「敷物」(例:薦席)
⑤「しく(一面に平らに広げる)」
⑥「まこも(イネ科の多年草)の古名」
⑦「草」、「細かい草」、「茂った草」、「動物が食べる草」
⑧「しきりに(何度も、重ねて)」
[勧・奨・薦・進の使い分け](すすめる)
「勧・奨」・・・「何かをさせようと働きかける」(例:入会を勧める)
「薦」・・・「採用・採択(いくつかあるものの中から選んで取り上げること)
を働きかける」(例:辞書の中ではこの本をお薦めします)
「進」・・・「前の方へ行かせる」(例:一歩進める)
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成り立ち |
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会意文字です(艸+廌)。「並び生えた草」の象形と「一本角の獣」の象形
から、「一本角の獣が食べる草」を意味する「薦」という漢字が
成り立ちました。また、「饌(せん)」に通じ(同じ読みを持つ「饌」と同じ
意味を持つようになって)、「すすめる」、「供える」の意味も表すように
なりました。
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読み
音読み:「セン」
訓読み:「すす(める)」
常用漢字表外:「こも」、「しき(りに)」、「し(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「しげ」、「のぶ」
画数
「16画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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