「壮/壯」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「壮」は中学生で習います。「壯」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「年若くて元気で勢いがある時。また、その年頃の者」、「若者」
(例:壮児)
②「30歳前後の者。また、その年頃の男性」(例:壮年)
③「さかん(盛)」
ア:「大きい」、「大きくて勢いがよい」、「立派で大きい」(例:壮大)
イ:「気力があふれている」、「勇ましい(勢いがあり、恐れずに危険や
困難に向かっていくさま)」(例:壮烈、勇壮)
ウ:「体力が満ちている」、「身体が強くて丈夫である」(例:壮健)
④「さかんにする(盛)」
ア:「大きくする」、「大きく立派にする」、「盛大にする」(例:壮行会)
イ:「気力や体力を大きくする」
⑤「陰暦(旧暦)8月の別名」(例:壮月)
⑥「そこなう(物を壊してダメにする、傷つける)」(同意語:戕)
⑦「灸をすえる回数を数えるのに用いる」
※灸とは、もぐさを肌に置いて火をつけ、その刺激で病気を治す方法
の事を言います。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(爿+士)。「寝台を立てて横から見た」象形(「寝台」
の意味だが、ここでは、「長い」の意味)と「ある種のまさかり」の象形
(「まさかりを持つような男子」の意味)から、背丈の高い男子を意味
し、そこから、「さかん(盛)」、「元気」を意味する「壮」という漢字が
成り立ちました。
※「壮」は「壯」の略字です。
※「壯」は「壮」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ソウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「さか(ん)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「お」、「さかり」、「さかん」、「そう」、
「たけ」、「たけし」、「まさ」、「もり」
画数
「6画」(壮)
「7画」(壯)
部首
①「爿・丬(しょうへん(爿偏))」
「爿(丬)」を含む漢字一覧
②「士(さむらい、さむらいかんむり(士冠))」
「士」を含む漢字一覧
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