漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 | ||||||
「数/數」という漢字 | ||||||
「数」は小学2年生で習います。 「數」は常用漢字外です。 |
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成り立ち、読み方、画数・部首 | ||||||
書き順(数) | ||||||
意味 | ||||||
①「かず」 ア:「物の順序・順番を示す語。 また、その記号。すう。」 (例:2桁の数、数字) イ:「個々の事物が、全体または 一定の範囲で、いくつ(何回) あるかということを表すもの。 すう。」(例:出席者の数、数量) ウ:「「イ」が多い事。じゅ。」 (例:数ある作品から選ば れる、数珠) エ:「価値あるものとして取り立てて 認められる範囲。仲間。」 (例:猫は数には入らない) オ:「種類等の多い事」(例:数の仏) カ:「粗末な(作りが雑な)。 ありふれた。値段が安い。」 (例:数扇) ②「かぞえる」 ア:「個々の事物が、全体または 一定の範囲で、いくつ(何回) あるかを調べる」 (例:バスの中の人を数える) イ:「物の順序・順番を調べる」 (例:前から順に数える) ウ:「一つ一つ挙げる」(例:理由は 色々数えられる) エ:「個々の事物が、全体または 一定の範囲で、いくつ(何回) あるかということを表す」 (例:図書館の本は1万冊を 数える) オ:「その中の一つに加える」 (例:候補者の1人に数える) カ:「リズムをとって歌う」 ③「個々の事物が、全体または 一定の範囲で、いくつ(何回) あるかということを調べる事」 (例:計数) ④「単位を表す語の上について、 どの程度かをはっきりさせずに 表す」(例:数メートル、数百円) ⑤「責める。罪がいくつあるかを 表して責める。」(例:数譲) ⑥「さだめ(運命)」(例:命数) ⑦「道理(物事の正しい順序・物事が そうなった理由)」 ⑧「なりゆき(物事が次第に変化して いくようすや過程。また、その結果。)」 ⑨「六芸の一つ。算術(計算の 方法)。」(例:数学) ※六芸とは、中国の士(中堅の 役人層)以上の身分の者が学ぶ べき六種の技芸の事を言い、 礼(作法)、楽(音楽)、射(弓術)、 御(馬術)、書(書道)、数(数学) がある。 ※技芸とは、物事を取り扱ったり処理 したりする際の方法や手段の事。 ⑩「謀(はかりごと)」、「方法」、 「技」、「技術」(例:数術) ⑪「しばしば・しきりに(何度も繰り返し 行われるさま)」、「しばしばする」 (例:数数) ⑫「早い」、「早くする」、 「慌(あわ)てる」(例:数数) ⑬「細かい」(例:数罟) |
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成り立ち | ||||||
会意文字です(婁+攵(攴))。「長い髪 を巻きあげて、その上にさらに装備を 加えた女性」の象形(「途切れず続く」 の意味)と「ボクっという音を表す 擬声語と右手の象形」(「ボクっと 打つ、たたく」の意味)から、続けて 打つ事を意味し、そこから「責める」、 「かぞえる」を意味する「数」という 漢字が成り立ちました。 ※擬声語とは、動物の音声や物体 の音を象形文字で表したものを 言います。 ※「数」は「數」の略字です。 ※「數」は「数」の旧字(以前に使われ ていた字)です。 |
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読み 音読み: 「スウ」、「ス」 常用漢字表外: 「サク」、「シュ」、「ソク」 訓読み: 「かず」、「かぞ(える)」 常用漢字表外: 「しばしば」 ※訓読み⇒()の中は「送りがな」 名前(音読み・訓読み以外の読み): 「かす」、「とし」、「のり」、 「ひら」、「や」 画数 「13画」(数) 「15画」(數) 部首 「攵(のぶん(ノ文)、ぼくづくり(攵旁) 、ぼくにょう(攵繞))」 「攵」を含む漢字一覧 |
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書き順(数) | ||||||
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