「宛」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「宛」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かがむ(屈)」、「屈める」(例:宛転)
②「曲がる」、「曲げる」(例:宛延)
③「あたかも」
ア:「あるものが他によく似ていることを表す。さながら。まるで。」
(例:宛然)
イ:「ちょうどその時」
④「そぞろ(これ といった理由もなしにそうなったり、そうしたり
するさま。なんとなく。」
⑤「従う」(例:宛転)
日本のみで用いられる意味
⑥「あてる」(同意語:当)
ア:「割り当てる」
イ:「当てはめる」
ウ:「名指しする」、「指名する」
⑦「あて」
ア:「行動の目当て」、「目標」、「目的」
イ:「将来に対する見通し」、「先行きの見込み」
ウ:「心の中で期待している物事」、「頼り」
エ:「借金のかた(借金した際に、貸主に持っていかれるもの)」
オ:「名指し」、「指名」(例:宛名)
⑧「ずつ」
ア:「ある数量を等分に割り当てる意味を表す」
イ:「一定量に限って繰り返す意味を表す」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「屋根・家屋」の象形と「月の半ば見える象形と
ひざまずく人の象形」(「くつろぎ伏す」の意味)から、「屋内で身をくつろぎ
曲げて休む」を意味する「宛」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「エン」
訓読み:「あ(てる)」
常用漢字表外:「あたか(も)」、「あて」、「さなが(ら)」、「ずつ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「ひとし」、「ゆずる」
画数
「8画」
部首
「宀(うかんむり(ウ冠))」
「宀」を含む漢字一覧
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