「尤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「尤」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ことなる」(同意語:異)
ア:「かけ離れている」、「他より優れている」
イ:「はなはだしい(程度が普通の状態をはるかにこえている)」
②「もっとも(一番、何よりも)」、「最も優れたもの」
③「とがめる(悪いこと・望ましくない事に対して、注意したり
責めたりする、 非難する)」、「とがめること」(同意語:咎)
④「うらむ」(同意語:恨)
ア:「ひどい扱いをした相手に許さないと思い、嫌う気持ちを持ち続ける」
イ:「自分の思うようにならない状況に不満や悲しみを持ちつづける」
ウ:「望みどおりにならず、残念に思う」、「悔やむ」
⑤「うらみ(うらむ事)」(同意語:恨)
日本のみで用いられる意味
⑥「もっとも」
ア:「物事のそうなった理由が理解できること」、
「なるほどその通りだと思うこと」
イ:「前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容を
補足するときに用いる。ただし。とはいえ。」
ウ:「当然」、「もちろん」
|
|
成り立ち |
|
指事文字です。「手の先端に一線を付けてた文字」から、「異変(異常な
現象)としてとがめる」を意味する「尤」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「ユウ」
訓読み:「もっと(も)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あや」、「もと」、「ゆう」
画数
「4画」
部首
①「尢・兀・尣(おう、おうにょう(尢繞)、まげあし(曲げ足)、だいのまげあし
(大の曲げ足))」
「尢・兀・尣」を含む漢字一覧
②「大(だい、だいかんむり(大冠)、だいがしら(大頭))」
「大」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「最」、「恨」、「異」
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |