「珊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「珊」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「珊瑚(さんご)は サンゴ科サンゴ属の腔腸動物の総称。
また、その骨軸。個虫が集まって樹状の群体をつくる。
個虫が死んで石灰質(炭酸カルシウムを主成分として
構成されるもの)の硬い骨軸が残ったものを装飾用に利用する。
昔は、珊瑚樹とも呼んでいた。」
※腔腸動物とは、腔腸という空所(体内で空になっている所)を持った
動物の呼び名の事を言います。
②「媻珊(はんさん)はよろめき歩くさま」
③「闌珊(らんさん)は物事の勢いが頂点を過ぎてさびしくなるさま」
④「珊珊は、ア:身につけた玉などの鳴る音を表す語
イ:鈴の音を表す語 ウ:水や雨の音を表す語
エ:歩くときなどに、着た着物の裾(衣服の一番下の部分)などが
すれ合う音を表す語 オ:きらきらと美しく輝くさま」
日本のみで用いられる意味
⑤「サンチ(センチメートルの略音訳)」
※音訳とは、外国語を漢字で書き表す事を言います。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(王(玉)+冊(刪))。「3つの美しいたまを縦にひもで
通した」象形(「玉」の意味)と「文字を書きつける為に、ひもで
編んだふだの象形と刀の象形(のちに省略)」(書かれた文字の不適当な
ものを刀で「削る」の意味)から海中から削りとってくる玉「さんご」を
意味する「珊」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「サン」
訓読み:なし
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たま」
画数
「9画」
部首
「玉・⺩(おう(王)、おうへん(王偏)、たま(玉)、たまへん(玉偏))」
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