「瑞」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「瑞」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「天子(国を治める人)が諸侯を任命する時に授ける玉(宝石)」
※諸侯とは、君主(国を治める人)の権力の範囲内で一定の領域を
支配することを許された家来である貴族の事を言います。
②「祭りの時に持つ玉(宝石)」
③「めでたいしるし。天や神・仏が示すと考えられている。」
(例:瑞兆)
④「めでたい」(例:瑞気)
⑤「よろこばしい(喜)」
日本のみで用いられる意味
⑥「みず」
ア:「みずみずしい(生き生きしていて、美しいさま)」、「若々しい」
イ:「物事が美しくて立派なこと」
ウ:「清らか(よごれやにごりがなく澄んでいるさま・美しいさま)」
⑦「国名。瑞西(スイス)の略」
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(王(玉)+耑)。「3つの美しいたまを縦にひもで通した」
象形(「玉」の意味)と「水分を得て植物が根をはり発芽した」象形(「物事の
はじめ」の意味)から「事物の発生に先立って神の意志をを見る為の玉」
の意味を表し、そこから、「めでたいしるし」を意味する「瑞」という漢字が
成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「ズイ」、「スイ」
訓読み:「しるし」、「みず」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たま」
画数
「13画」
部首
「玉・⺩(おう(王)、おうへん(王偏)、たま(玉)、たまへん(玉偏))」
「玉・⺩」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「美」、「喜」、「宝」
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |