「策」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「策」は小学6年生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「むち」、「馬を打つむち」
②「むち打つ」、「馬にむちを打つ」
③「つえ」、「つえをつく」
④「ふだ(昔、紙がなかった時代に文字を書き記した竹のふだ)」(例:簡策)
⑤「ふみ(文書・手紙)」
⑥「命令書」、「王の命令を伝える文書」
⑦「記す」、「書きつける」(例:策勲)
⑧「筮竹(ぜいちく)(占いにおいて使われる50本の竹の茎を細かく
割ってつくられた細い棒のようなもの)」(例:亀策)
⑨「はかりごと」
ア:「物事がうまくゆくように、前もって考えた手段・方法・計画」
(例:散策、対策)
イ:「相手をだまそうとするたくらみ」(例:策略)
⑩「はかりごとを立てる」
⑪「数」、「数をかぞえる事」
⑫「文体の名前。天子が政治上の問題を策に書いて、意見を問うものを
策問と言い、これに答えるものを対策という」
⑬「音の形容。策策(さくさく)は、木の葉が落ちる音の形容、竹の
きしる音の形容、秋風の音の形容を表す」
|
|
成り立ち |
|
形声文字です(竹+朿)。「竹」の象形と「とげ」の象形(「とげ」の意味だが、
ここでは、「責」に通じ(同じ意味を持つようになって)、「せめる」の意味)
から、馬を責める竹、すなわち、「むち」を意味する「策」という漢字が
成り立ちました。また、「冊(サク)」に通じ、「文書」の意味も表すように
なりました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「サク」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「つえ」、「はかりごと」、「ふだ」、「むち」、「むちう(つ)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かず」、「つか」、「もり」
画数
「12画」
部首
「竹(たけ、たけかんむり(竹冠))」
「竹」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |