「痛」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「痛」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「いたむ」
ア:「病気や傷などの為に、肉体的な苦しみを感じる」(例:激痛)
イ:「精神的な苦しみ(悩み・悲しみ・うらみ)を感じる」(例:心痛)
②「いたみ」
ア:「病気や傷などによる肉体的な苦しみ」
イ:「精神的な苦しみ(悩み・悲しみ・うらみ)」
③「いたましい(見られないほどかわいそうである、目をそむけたく
なるほど、ひどい出来事である)」(例:沈痛)
④「厳しい」、「激しい」(例:痛責)
⑤「厳しく」、「激しく」
[痛・傷・悼の使い分け](いたむ)
「痛」・・・「心や体の苦しみ」(例:歯が痛む)
「傷」・・・「傷や破損」(例:体を傷める、道路が傷む)
「悼」・・・「人の死についての悲しみ」(例:母を悼む)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(疒+甬)。「人が病気で寝台にもたれる」象形(「病気」
の意味)と「甬鐘(ようしょう)という筒形の柄のついた鐘」の象形(「筒の
ように中が空洞である、つきぬける」の意味)から、「身体をつきぬけるような
いたみ」を意味する「痛」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ツウ」
常用漢字表外:「トウ」
訓読み:「いた(い)」、「いた(む)」、「いた(める)」
常用漢字表外:「いた(わしい)」、「や(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「12画」
部首
「疒(やまいだれ(病垂))」
「疒」を含む漢字一覧
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