「為/爲」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「為」は中学生で習います。「爲」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ために(~のために)」、「ためにする」
ア:「利益があること。役立つこと」
イ:「原因」、「理由」
ウ:「目的や期待の向かう所」
エ:「一定の関係にある事」、「~にとっては」
②「なす」、「する」
ア:「行う」、「実施する」
イ:「~とする」、「~にする」、「あるものを変えて他のものとする」、
「ある状態を他の状態に変える」
ウ:「~と見なす」
エ:「~と思う」
オ:「~と言う」
カ:「~である」
③「たり(~である)(断定の助字)」
④「なる」
ア:「出来上がる」
イ:「物事を成し遂げる」
ウ:「願いがかなう」
エ:「~となる」、「~になる」、「あるものが他のものに変わる」
⑤「作る」、「作り上げる」(例:人為)
⑥「おさめる」
ア:「世の中を順序や決まりある状態にする」、「統治する」(例:為政)
イ:「治療する」、「治す」
ウ:「修理する」、「直す」
エ:「学ぶ」、「習う」(例:為学)
⑦「いつわる(嘘をつく、だます)」、「ふりをする」(例:作為)
⑧「しわざ(行い)」(例:行為)
⑨「有(あ)る」
⑩「や」、「か」(疑問・反語を表す助字)
⑪「立派な行為や優れた技術をほめる事を表す助字」
⑫「文中の言葉のひと区切りの終わりにあって語調を整える助字」
⑬「猿」
⑭「助ける」
⑮「まさに~んとす」(再読文字)
⑯「と、ともに(一緒に)」
⑰「る、らる(~される)(受身の助字)」
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成り立ち |
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会意文字です(爪+象)。「手」の象形と「象(ぞう)」の象形から、象を飼いならす
さまを表し、そこから、「実施する」を意味する「為」という漢字が成り立ちました。
※「為」は「爲」の略字です。
※「爲」は「為」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「イ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「す(る)」、「ため」、「つく(る)」、「な(す)」、「な(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「さだ」、「しげ」、「すけ」、「た」、「ち」、「なり」、「ゆき」、「よし」、「より」
画数
「9画」(為)
「12画」(爲)
部首
「為」の部首
「灬(れっか(列火)、れんが(連火))」
「灬」を含む漢字一覧
「爲」の部首
「⺤・爫(つめ、つめかんむり(爪冠)、つめがしら(爪頭)、のつ(ノツ))」
「⺤・爫」を含む漢字一覧
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