「摂/攝」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「摂」は中学生で習います。「攝」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「とる」、「捕える」
②「持つ」、「束ねて持つ」
③「いろいろ合わせ取り入れる」、「取りこむ」(例:摂取)
④「兼(か)ねる( 一つで二つ以上の働きをする)」
⑤「かわる(代)」、「代行する」(例:摂政、摂位)
⑥「はさまれる」
⑦「整える」、「正す」、「取り締まる」
⑧「全体をまとめて支配する」、「統括する(ばらばらな物を1つにまとめる)」
⑨「恐れる」
ア:「危険を感じて不安になる」
イ:「よくないことが起こるのではないかと心配する」
⑩「おどす(危険を感じさせる、恐れさせる)」
⑪「助ける」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(扌(手)+聶)。「5本の指のある手」の象形と「3つの耳」
の象形(「削ぎ取った耳をそろえる」の意味)から、「手でそろえて持つ」を
意味する「摂」という漢字が成り立ちました。
※「摂」は「攝」の略字です。
※「攝」は「摂」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「セツ」
常用漢字表外:「ショウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「か(ねる)」、「か(わる)」、「と(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「おさむ」、「かぬ」、「かね」
画数
「13画」(摂)
「21画」(攝)
部首
「扌(てへん(手偏))」
「扌」を含む漢字一覧
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