「鈍」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「鈍」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「にぶい」(反意語:鋭)
ア:「刃物の切れ味が悪い」(例:鈍刀)
イ:「動きが遅い」
ウ:「反応が遅い」、「頭の働きが遅い」(例:鈍才)
エ:「光・音・におい・味などの刺激を感じ取る力が弱い」(例:鈍感)
オ:「人の感覚を刺激する力が弱い」
キ:「血のめぐりが悪い」
②「にぶる」、「にぶくなる」
ア:「刃物の切れ味が悪くなる」
イ:「動きが遅くなる」
ウ:「反応が遅くなる」、「頭の働きが
遅くなる」(例:鈍才)
エ:「光・音・におい・味などの刺激を感じ取る力が弱くなる」(例:鈍感)
オ:「人の感覚を刺激する力が弱くなる」
キ:「血のめぐりが悪くなる」
③「にぶらす」、「にぶらせる」
ア:「刃物の切れ味を悪くする」
イ:「物事の勢いを弱めさせる」
④「がんこ(頑固)(なかなか自分の態度や考えの悪い部分を
良いほうへ変えようとしない事)」(例:頑鈍)
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成り立ち |
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形声文字です(金+屯)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字と土地
の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土中に含まれる「金属」の意味)
と「乳児が髪を束ね飾った象形」(「たばねる」の意味だが、ここでは、
「頓(とん)」に通じ(同じ読みを持つ「頓」と同じ意味を持つように
なって)、「つまずく」の意味)から、切れ味の悪い金属を意味し、
そこから、「にぶい」を意味する「鈍」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ドン」
常用漢字表外:「トン」
訓読み:「にぶ(い)」、「にぶ(る)」
常用漢字表外:「なま(る)」、「にび」、「のろ(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「12画」
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
「金」を含む漢字一覧
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