「謡/謠」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「謡」は中学生で習います。「謠」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うたう(謡曲(ようきょく)をうたう)」
※謡曲とは、能(日本の舞台芸術・うたいながら舞う劇)の台本(脚本)に
節(区切り)をつけてうたう事を言います。
②「うた」、「田舎で歌われる歌」、「ある時期、多くの人に好まれ広く
うたわれた歌」(例:民謡、俗謡)
③「うわさ」、「デマ」
④「他人の悪口を言う」
日本のみで用いられる意味
⑤「うたい(謡曲)」
[歌・謡の使い分け](うたう)
「歌」・・・「一般に歌をうたう場合」
「謡」・・・「謡曲(ようきょく)をうたう場合」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつしんで)言う」の意味)と「肉の象形と酒などの飲み物を入れる腹部
のふくらんだ土器の象形」(神に肉をそなえ歌うさまから、「うたう」の意味)
から、「うたう(楽器に合わせないで節(メロディー)をつけてうたう)」を意味する
「謡」という漢字が成り立ちました。
※「謡」は「謠」の略字です。
※「謠」は「謡」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ヨウ(エウ)」
訓読み:「うたい」、「うた(う)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「16画」(謡)
「17画」(謠)
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
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