「触/觸」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「触」は中学生で習います。「觸」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ふれる」、「さわる」
ア:「当たる」、「何かが身体にふれて、そのものの存在が
感覚的にわかる」(例:接触)
イ:「かかわりを持つ」、「関係する」
ウ:「犯す(法律・規則などに反した行為をする)」(例:触冒)
エ:「汚す(大切なもの・美しいものをよごす、名誉(高い評価)を
傷つける)」
オ:「感情を害する」(例:触忌)
以下は日本のみで用いられる意味
カ:「告げ知らせる」、「通達する」
②「外物(他の物・外の物)に関わりを持って生じる心の作用」(仏教語)
日本のみで用いられる意味
③「ふれ(役所などからの通告・通知)」
[障・触の使い分け](さわる)
「障」・・・「差し支える(都合の悪い事が起こる)」(例:健康に障る)
「触」・・・「ふれる」(例:手で触る)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(角+虫(蜀))。「中が空になっている固い、つの」の象形
(「角(つの)」の意味)と「大きな目を持ち、桑にむらがり動く不快な虫、
あおむし」の象形(「あおむし」の意味だが、ここでは、「つづく」の意味)
から、「角がつく」、「ふれる」を意味する「触」という漢字が成り立ちました。
※「触」は「觸」の略字です。
※「觸」は「触」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ショク」
常用漢字表外:「ソク」
訓読み:「さわ(る)」、「ふ(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」(触)
「20画」(觸)
部首
「触」の部首
①「角(かく、つの、つのへん(角偏))」
「角」を含む漢字一覧
②「虫(むし、むしへん(虫偏))」
「虫」を含む漢字一覧
「觸」の部首
「角(かく、つの、つのへん(角偏))」
「角」を含む漢字一覧
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