「隷/隸」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「隷」は中学生で習います。「隸」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「付く」、「付き従う」
②「人間でありながら、物のように扱われる者の事」(例:奴隷)
③「しもべ」
ア:「雑用に使われる者(召使い)」
イ:「身分の低い者」
④「家来(従う者、部下)」
⑤「罪人」
⑥「習う」
ア:「学ぶ」
イ:「教わった事を繰り返し練習して身につける」
ウ:「経験を積んで慣れる」
⑦「書体の名前」(例:隷書)
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成り立ち |
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会意文字です(柰+隶)。「大地を覆う木の象形と神にいけにえを捧げる台
の象形」(「神事に用いられる果樹」の意味)と、「右手の象形と獣の尾の象形」
(「手で尾をつかまえる」の意味)から、獣を捕まえて、神にいけにえを捧げる事
を意味し、そこから、「しもべとする」、「従わせる」を意味する「隷」という漢字が
成り立ちました。
※「隷」は「隸」の略字です。
※「隸」は「隷」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「レイ」
常用漢字表外:「ライ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「したが(う)」、「しもべ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「16画」(隷)
「17画」(隸)
部首
①「示・礻(しめす、しめすへん(示偏))」
「示・礻」を含む漢字一覧
②「隶(たい、れいづくり(隷旁)、れいのつくり(隷の旁))」
「隶」を含む漢字一覧
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