「勅/敕」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「勅」は中学生で習います。「敕」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「いましめる」(同意語:戒)
ア:「非常の場合にそなえる」、「用心する」(例:警戒、厳戒)
イ:「間違いがないように気をつける」
ウ:「控え目にする」
エ:「間違えがないように前もって注意する」(例:訓戒)
オ:「してはいけないと命令する」、「禁止する」
カ:「同じ過ちを犯さないようにしかる(目下の者の言動のよくない点を
注意して、今後、同じ間違いをしないようにしっかり伝える)」
②「正す」、「整える」
③「みことのり(天子の言葉、天子の命令、またその命令を伝える文書)」(例:詔勅)
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成り立ち |
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会意文字です(柬(束)+攴(攵・力))。「木に固く結びつけた袋」の象形と
「ボクッという音を表す擬声語と右手の象形」(「手でボクッと打つ」の意味)
から、まっすぐになるように固く締め付ける事を意味し、そこから、
「いましめる」を意味する「勅」という漢字が成り立ちました。
※擬声語とは、動物の音声や物体の音を象形文字で表したもの
を言います。
※「勅」は「敕」の略字です。
※「敕」は「勅」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「チョク」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「いまし(める)」、「みことのり」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きみ」、「ただ」、「て」、「とき」
画数
「9画」(勅)
「11画」(敕)
部首
「勅」の部首
「力(ちから)」
「力」を含む漢字一覧
「敕」の部首
「攵(のぶん(ノ文)、ぼくづくり(攵旁)、ぼくにょう(攵繞))」
「攵」を含む漢字一覧
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