「潤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「潤」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うるおう」
ア:「ほどよい水分を帯びる」、「水分が行き渡る」、「ぬれる」、「湿る」
イ:「利益や恩恵(幸福や利益をもたらすもの)を受ける」
ウ:「豊かになる」、「ゆとりができる」(例:財布の中が潤う)
エ:「増す」、「増える」
オ:「飾りが加わって立派になる」
カ:「つや(物の表面から出る光、なめらかで張りのある美しさ)
がある」(例:潤色)
②「うるおす」
ア:「ほどよい水分を与える」、「ぬらす」、「湿らせる」
イ:「利益や恩恵を与える」
ウ:「豊かにする」
③「うるおい」
ア:「適度の水分を含むこと」
イ:「利益」、「恩恵」
ウ:「金銭的に余裕ができること」、「豊かになること」
エ:「性格が落ち着いていて、優しく穏やかなこと」
日本のみで用いられる意味
④「うるむ」
ア:「湿り気を帯びる」、「水分を帯びて曇ったようになる」、
「物がぼやけて見える」(例:霧で町が潤む)
イ:「目に涙がにじむ」
ウ:「涙で声がはっきりしなくなる」
エ:「打たれたりつねられたりして、皮膚が青黒くなる」
オ:「色つやが薄れる」、「物の色や形がはっきりしなくなる」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(氵(水)+閏)。「流れる水」の象形(「水」の意味)と
「左右両開きになる戸の象形と3つの玉を縦ひもで貫き通した象形
(「宝石」の意味)」(門内に財貨があふれ「家がうるおう」の意味)から、
「(水気を含んで)うるおう」を意味する「潤」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュン」
訓読み:「うるお(う)」、「うるお(す)」、「うる(む)」
常用漢字表外:「ほと(びる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「うるう」、「さかえ」、「ひろ」、「ひろし」、「まさる」、「ます」、「みつ」
画数
「15画」
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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