「慰」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「慰」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なぐさめる」
ア:「何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる」、
「心を安らか・穏やかにさせる」、「心を落ち着かせる」
イ:「弱い立場にある人などに対して相手の気持ちを考えながら
親切に接する」
ウ:「苦労や努力に感謝する」(例:慰労)
エ:「なだめる( 怒りや不満などをやわらげ静める)」(例:慰留)
オ:「すかす(機嫌をとって、こちらの言うことを聞き入れるようにさせる)」
(例:慰留)
②「なぐさむ」
ア:「不安が静まる」
イ:「気をまぎらす」、「心を楽しませる」
ウ:「からかって楽しむ」、「おもちゃにする」
③「なぐさみ」
ア:「心を楽しませること。また、そのもの」、「楽しみ」、「気晴らし」
イ:「からかったり、もてあそんだりすること。また、その相手」
④「いかる(腹を立てる、怒る)」
⑤「うらむ(人から不利益を受けたとしてその人に対する不満や
不快感を心に抱き続ける)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(尉+心)。「ひのし(布地のしわを伸ばす為の道具)の
象形と右手の象形と燃え立つ炎の象形」(火であたためたひのしを手に
したさまから「ひのし」の意味)と「心臓」の象形から、縮んだ心をあたため
伸ばす事を意味し、そこから、「なぐさめる」を意味する「慰」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「イ」
訓読み:「なぐさ(む)」、「なぐさ(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「のり」、「やす」
画数
「15画」
部首
「心(こころ)」
「心」を含む漢字一覧
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