「乙」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「乙」は中学生で習います。「乙」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説 |
意味 |
①「きのと、おつ(十干の第二位。木の弟の意味。五行では、木に当てる)」
②「第二。二番目。甲の次」
③「かがまる(背・腰などが折れ曲がった状態になる)」、「曲がる」
④「きしる(固い物がこすれ合って強くきいきいと音を立てる)」
⑤「名前の代わりに用いる」(例:甲乙丙の3人)
⑥「本を読んでその読みどまりの所につけたしるし」、
「文章の脱字を補う時のしるし」
⑦「魚の内臓」
⑧「魚のあごの骨」
⑨「ひとつ。太一(古代中国における宇宙の根元を表す哲学的概念)を
太乙という」
⑩「つばめ」(例:乙鳥)
日本のみで用いられる意味
⑪「おつ」
ア:「普通と違って、なかなかおもしろい味わい(雰囲気)のあるさま」
イ:「普通とは違って変なさま」
ウ:「邦楽で、甲(かん)より一段低い音」
⑫「おと」
ア:「末」、「終わり」(例:乙子)
イ:「小さくてかわいらしい」(例:乙姫)
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成り立ち |
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象形文字です。「ジグザグなもの」の象形から、物事がスムーズに進まない
さま・種から出た芽が地上に出ようとして曲がりくねった状態を表し、そこから、
「まがる」、「かがまる」、「きのと」を意味する「乙」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「オツ」
常用漢字表外:「イツ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おと」、「きのと」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「お」、「き」、「くに」、「たか」、「つぎ」、「と」、「とどむ」
画数
「1画」
部首
「乙(おつ、おつにょう(乙繞))」、「乚(おつ、おつにょう(乙繞)、つりばり)」
「乙(乚)」を含む漢字一覧
部首解説:
「乙」と「乚」も折れ曲がった物を示す漢字です。
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