「衡」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「衡」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「はかり(物の長さ・重さ・量などをはかる事。また、その道具。結果。」
(例:度量衡)
②「はかる(物の長さ・重さ・量などをはかる)」
③「つり合いがとれている」(例:均衡)
④「横」、「横の方向」(例:合従連衡)
⑤「よこぎ(横に渡した木の棒)」
ア:「くびき(牛や馬に人や物を運ばせる際、牛馬の首の後ろに
かける横木)」
イ:「つのぎ(牛の角が人を傷つけないように角に結びつけた横木)」
ウ:「屋根の上の横木」
エ:「冠木門(かぶきもん)(左右の柱の上部を貫く横木を
渡した屋根のない門)」
オ:「車の前の横木」
⑥「手すり」
⑦「渾天儀(中国で、前2世紀頃から天体の位置測定に用いられた
器械)の心棒(回転する物の中心となる棒)」
⑧「こうがい(髪をかき上げる のに使った、箸(はし)に似た細長い道具)」、
「冠を止めるもの」
⑨「北斗七星の第五星」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(行+角+大)。「十字路」の象形と「角」の象形と
「牛の体」の象形から、「つのぎ(牛の角が人を傷つけないように結び
つけた横木)」を意味する「衡」という漢字が成り立ちました。また、転じて
(派生して・新しい意味が分かれ出て)、「はかり」、「物の重さをはかる」、
「つり合いが取れている」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「コウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「くびき」、「はかり」、「はか(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「ちか」、「ひで」、「ひとし」、「ひら」、「ひろ」、「まもる」
画数
「16画」
部首
①「彳(ぎょうにんべん(行人偏))」
「彳」を含む漢字一覧
②「行(ぎょう、ぎょうがまえ(行構)、ゆきがまえ(行構))」
「行」を含む漢字一覧
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