「叙/敍」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「叙」は中学生で習います。「敍」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ついず」
ア:「順序をつける」
イ:「官職や勲位(功績ある者へ表彰として与えるもの)を授ける」
②「順序」
③「述べる」、「順序だてて述べる(内容が相手にしっかりと伝わるように
話す順番をしっかりと考えて述べる)」、「思いを述べる」、
「ありのままを述べる」(例:自叙伝、叙述)
④「はじまり」、「きっかけ」
⑤「書物のはしがき(前書き、本文に入る前に簡単に書き添える文章)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(余+又(攴))。「先の鋭い除草具」の象形
(「自由に伸びる」の意味)と「ボクッという音を表す擬声語と右手の象形」
(「手でボクッと打つ、たたく」の意味)から、「たたいて制裁を加えながら
伸ばす」、「官職や勲位を授ける」を意味する「叙」という漢字が成り立ちました。
※「叙」は「敍」の略字です。
※「敍」は「叙」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ジョ」
常用漢字表外:「ショ」(「敍」のみ)
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「の(べる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「のぶ」、「みつ」
画数
「9画」(叙)
「11画」(敍)
部首
「叙」の部首
「又(また)」
「又」を含む漢字一覧
「敍」の部首
「攴(とまた(ト又)、ぼくづくり(攵旁)、ぼくにょう(攵繞))」
「攵・攴」を含む漢字一覧
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