「渉/涉」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「渉」は中学生で習います。「涉」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「わたる」
ア:「水を歩いて横切る」(例:徒渉)
イ:「水上を舟などで横切る」
ウ:「経る」、「経過する」(例:渉歴)
エ:「通過する」、「通り過ぎていく」
オ:「歩く」、「歩き回る」
カ:「及ぶ」、「達する」
キ:「連なる」、「引き続く」
ク:「関わる」、「関係する」(例:干渉)
ケ:「広く見たり聞いたりする」、「調べる」、「研究する」(例:渉猟)
コ:「船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と
越冬地の間をいききすることもいう」
サ:「ある範囲にまで及ぶ」、「広く通じる」、「ゆきわたる」
シ:「世の中を生きていく」、「暮らす」
ス:「他の人の所有物となる」
セ:「相撲で、双方互角に組む」
ソ:「一方から他方へ移動する。行く、または、来る。」
②「わたり(川などを歩いて横切れる場所)」
③「渡し場(川を横切る船が発着する所)」
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成り立ち |
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会意文字です(氵(水)+歩)。「流れる水」の象形と「左右の足跡」の象形
から、「水の中を歩く」、「渡る」を意味する「渉」という漢字が成り立ちました。
※「涉」は「渉」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ショウ」
常用漢字表外:「セフ、ジョウ(ゼフ)」(涉のみ)
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「かか(わる)」、「わた(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「さだ」、「たか」、「ただ」、「わたり」、「わたる」
画数
「11画」(渉)
「10画」(涉)
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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