「荘/莊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「荘」は中学生で習います。「莊」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おごそか(礼儀正しく、近寄りがたい)」(例:荘厳)
②「うやうやしい(相手を敬って(尊敬して)、礼儀正しく丁寧である)」
③「さかん(盛)」(同意語:壮)
ア:「大きい」、「大きくて勢いがよい」、「立派で大きい」
イ:「気力があふれている」、「勇ましい(勢いがあり、恐れずに危険や
困難に向かっていくさま)」
ウ:「体力が満ちている」、「身体が強くて丈夫である」
④「六方( 東西南北と上下との六つの方向)に通じる道」
⑤「田舎」、「村里」、「田舎にある家」(例:山荘)
⑥「普段、住んでいる家とは別に構えた家」(例:別荘)
⑦「店」、「大きな店」
⑧「奈良時代から戦国時代にかけて存在した貴族の私有地」
(例:荘園)
⑨「中国の戦国時代の思想家:荘子(そうし)の事」(例:老荘)
⑩「荘子(そうし)が書いた思想書」(例:老荘)
⑪「しもやしき(江戸時代、本邸以外に江戸近郊に設けられた大名屋敷)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+壮(壯))。「並び生えた草」の象形と「寝台を
立てて横から見た象形(「長い」の意味)とある種のまさかりの象形(「まさかり
を持つような男子」の意味)」(「さかん」の意味)から、「草の成長がさかん」
を意味する「荘」という漢字が成り立ちました。
※「荘」は「莊」の略字です。
※「莊」は「荘」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ソウ」
常用漢字表外:「ショウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おごそ(か)」、「しもやしき」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「さこう」、「しげ」、「たか」、「たかし」、「ただし」、「まさ」
画数
「9画」(荘)
「10画」(莊)
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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