「桔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「桔」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「陰暦(旧暦)五月の別名」
②「たちばな」(同意語:橘)
ア:「普通のみかんより小さく、皮は黄色で薄く、酸味が強い。
日本で古くから栽培され、現在は山陰地方から北陸地方に
みられる。」
イ:「みかん類の総称」
ウ:「四姓の一つ。」
※四姓とは、源氏,平氏,藤原氏,橘氏の4氏の事を言う。
平安、鎌倉、室町時代の代表的な氏(血統を同じくする集団)
であった。
③「桔槹(きっこう)は、柱の上に横木を渡し、その一端に石を、
他の端につるべをつけて、井戸水を組み上げる仕掛け」
④「桔梗(ききょう)は、山野に自生する多年生草。初秋に紫または
白色の花をつける。秋の七草の一つ」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(木+吉)。「大地を覆う木」の象形と「斧などの
刃物の象形と、口の象形(「めでたい事を祈る言葉」の意味)」(めでたい
事を祈る儀式で刃物をまじないとして置くさまを表し、そこから、
「よい(すぐれている・めでたい)」の意味)から、「めでたい木・
すぐれた木、たちばな」を意味する「桔」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キツ」、「ケツ」、「ケチ」
訓読み:なし
画数
「10画」
部首
「木(き、きへん(木偏))」
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