「練/練」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「練」は小学3年生で習います。「練」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(練) |
意味 |
①「ねる」
ア:「生糸(きいと)や絹布を灰汁(はいじる)などで煮て、白く柔らかくする」
※灰汁とは、灰を水に溶かして,水の上方をすくった汁の事を言います。
絹の漂泊などに使用します。
イ:「鍛える」、「磨く」(例:訓練、練磨)
ウ:「調べる」、「工夫する」
エ:「まぜ合わせて固める」、「熱を加えて、むらのないように
固める」、「まぜあわせて、粘りけが出るようにする」
②「ねりぎぬ(生糸をねってしなやかにさせたもの)」
③「慣れる」、「習熟する」(例:熟練)
④「選ぶ」
⑤「白い」(例:練糸)
⑥「喪服の名前。一周忌の時に着る、白い練り絹で作った喪服」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+東(柬))。「より糸の象形」と「たばねた袋の象形と
その袋に選別して入れた物の象形」(「たばねた袋からえらぶ」の意味)
から生糸などから雑物を取り除き、良いものを「選び取る」、「ねる」を
意味する「練」という漢字が成り立ちました。
※「練」は「練」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「練」は「練」の略字です。
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読み
音読み:「レン」
訓読み:「ね(る)」
常用漢字表外:「ねりぎぬ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「14画」(練)
「15画」(練)
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(練) |
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