「極」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「極」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「きわまる」
ア:「尽きる」、「終わる」、「やむ」
イ:「詰まる」、「なすすべがなくなる」
②「きわめる」
ア:「尽くす」
イ:「最後まで至る」
③「きわみ」
ア:「果て」、「終わり」
イ:「物事の最高・最上」
④「きわめて(非常に)」
⑤「最高の位」、「天子の位」(例:登極)
⑥「根本」、「万物の根源」(例:太極)
⑦「本体」
⑧「北極星」
⑨「地軸の両端」(例:北極、南極)
⑩「磁石の両端」(例:磁極)
⑪「陰陽両電気の出入りする所」
(例:電極)
⑫「むね(棟)」(屋根の最も高い所。二つの屋根面が接合する部分)
日本のみで用いられる意味
⑬「きわめ(書画・刀剣・道具などの目きき、鑑定)」
⑭「きめる(取り定める)」
⑮「きめ(きまり、決定、約束)」
[究・窮・極の使い分け]
「究」・・・「最後まで調べあげる。」
(例:真相を究める)
「窮」・・・「可能な限度まで進む。」
(例:困難を窮める)
「極」・・・「これより先はないというところまで行き着く。」
(例:頂上を極める)
実際には、「窮」と「極」については、特に分けず、両方を用いている。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(木+亟)。「大地を覆う木」の象形と「上下の枠の
象形と口の象形と人の象形と手の象形」(口や手を使って「問いつめる」
の意味)から屋根の最も高い所・二つの屋根面が接合する部分
「棟(むね)」、「きわみ」を意味する「極」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キョク」、「ゴク」
訓読み:「きわ(み)」、「きわ(まる)」、「きわ(める)」
常用漢字表外:「き(まる)」、「き(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「いたる」、「きわむ」、「きわめ」、「たか」、「なか」、「むね」
画数
「12画」
部首
「木(き、きへん(木偏))」
「木」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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