「経/經」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「経」は小学5年生で習います。「經」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(経) |
意味 |
①「たていと(織物の縦方向に通っている糸)」
②「縦」
ア:「東西に対して、南北の方向」
イ:「平面に対して、上下の方向」
③「みち」
ア:「筋道(物事がそうなったわけ)」、「物事の正しい筋道」
イ:「道路」
④「のり(法律、規範、おきて)」、「法則」
⑤「つね(常)」、「いつも同じである事」(例:経常)
⑥「さかい(境)」、「境を定める」
(例:境界)
⑦「治める」、「統治する」(例:経国)
⑧「営む」
⑨「測る(測量する)」
⑩「へる(経過する)」、「通る」、「巡る」(例:経由)
⑪「首をつって死ぬ」(例:経死)
⑫「かかる」、「ぶら下がる」、「かける」
⑬「めぐり(周期)」(例:月経)
⑭「かつて」、「今まで」
⑮「文書」
ア:「儒教で、聖人の言行や教えてを書いた書物。」(例:経書)
イ:「仏教で、仏の言行や教えを書いた書物。」(例:経文)
ウ:「学問や宗教上のよりどころ(根拠)となる基本的な書物」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+圣(坙))。「より糸」の象形と「はた織りの縦糸」の
象形から「たていと」、「たて」を意味する「経」という漢字が成り立ちました。
※「経」は「經」の略字です。
※「經」は「経」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「キョウ」、「ケイ」
常用漢字表外:「キン」
訓読み:「へ(る)」
常用漢字表外:「おさ(める)」、「た(つ)」、「たていと」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おさむ」、「つね」、「のぶ」、「のり」、「ふ」、「ふる」
画数
「11画」(経)
「13画」(經)
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(経) |
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