「充」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「充」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「みちる(いっぱいになる、ある基準・数量まで達する)」、
「みたす(いっぱいにする、ある基準・数量まで増やす)」(例:補充)
②「あてる(人員や金品などを、ある目的の為に割りあてる)」(例:充当)
③「あたる(人員や金品などが、割りあたる)」
④「ふさぐ」、「おおう」、「ふさがる」
⑤「備える(これから先に起こる事態に対応きるように準備しておく)」
⑥「備わる(必要なものが不足なくそろっている、設備・装置などが
用意してある)」
⑦「多い」、「こみ入っていて複雑である」(例:充棟)
[充・当の使い分け](あてる)
「充」・・・「割りあてる場合に用いる」(例:収入を借金返済に充てる)
「当」・・・「すべての場合に用いる」(例:収入を学費に当てる、光を当てる)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(育の省略形+儿)。「女性が子を産む」象形の
省略形(「はぐくむ」の意味)と「人」の象形から、育って成人になる事
を意味し、そこから、「みちる」を意味する「充」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュウ」
常用漢字表外:「シュウ」
訓読み:「あ(てる)」
常用漢字表外:「み(たす)」、「み(ちる)」、「み(つ)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あつ」、「たかし」、「ただ」、「まこと」、「みち」、「みつ」、「みつる」、「よし」
画数
「6画」
部首
①「亠(なべぶた(鍋蓋)、けいさんかんむり(卦算冠))」
「亠」を含む漢字一覧
② 「儿(ひとあし(儿脚)、にんにょう(儿繞))」
「儿」を含む漢字一覧
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