「寂」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「寂」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「さびしい」
ア:「心が満たされず物足りない気持ちである」
イ:「仲間や相手になる人がいなくて不安である」
ウ:「人の気配がなくてひっそりとしている」、「しずか」(例:静寂)
②「安らか(穏やか(静か)で変わった事がないさま)」
③「死を言う。特に僧(仏教を開いた釈迦の教えである、いつどんな時
にも変わる事のない、正しい物事の道筋を自分のものにする為に、
修行を行う人)が死ぬこと」(仏教語)
④「煩悩(人間の心身の苦しみを生み出す精神(心)の働き。欲望・
怒り・悲しみ等)をなくして正しい物事の道筋を自分のものにする
(悟りを開く)」(仏教語)
日本のみで用いられる意味
⑤「さび(ひっそりとしていて(静かで)自然と作り出されるいい雰囲気)」
⑥「さびれる」
ア:「活気がなくなってひっそりとしている」
イ:「勢いが弱くなる」
ウ:「景気が悪くなる」
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成り立ち |
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形声文字です(宀+叔)。「屋根・家屋」の象形と「枝のついている豆」の象形
(「豆」の意味だが、ここでは、「弔」に通じ(「弔」と同じ意味を持つように
なって)、「いたみあわれむ(かわいそうに思う)」の意味)と「右手」の象形
から、屋内がいたましく「さびしい」を意味する「寂」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「セキ」、「ジャク」
訓読み:「さび」、「さび(しい)」、「さび(れる)」
常用漢字表外:「さ(びる)」、「しず(か)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「ちか」、「やす」
画数
「11画」
部首
「宀(うかんむり(ウ冠))」
「宀」を含む漢字一覧
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