「炉/爐」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「炉」は中学生で習います。「爐」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「いろり(室内の床の1部を四角に切り抜いて火をたくようにした場所。
暖房・煮炊きに用いる)」
②「ストーブ(燃料を燃やす事により熱を発生させる装置)」
③「金属などを加熱・溶解・反応させる為の装置」(例:原子炉)
④「ボイラー(水を加熱して蒸気を発生させる装置)などで
燃料を燃焼する部分」
⑤「ひばち(灰を入れ、中に炭火をおこして、暖房や湯沸しなどに
用いる道具」(例:火炉)
⑥「固体状の香料(香りのついた物)を加熱し、香りを発散させる(外部へ
飛び散らす)目的で用いる器」(例:香炉)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(火+盧)。「燃え立つ炎」の象形(「火」の意味)と
「口の小さな亀の象形と食物を盛る皿の象形」(「クルッとろくろ(轆轤)を
回して作った飯入れ」の意味)から、「いろり」を意味する「炉」という
漢字が成り立ちました。
※轆轤(ろくろ)とは、円形の陶磁器を作るときに用いる台の事を言います。
※「炉」は「爐」の略字です。
※「爐」は「炉」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ロ」
常用漢字表外:「ル」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「いろり」、「ひばち」
画数
「8画」(炉)
「20画」(爐)
部首
「火(ひ、ひへん(火偏))」
「火」を含む漢字一覧
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