「賢」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「賢」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かしこい」
ア:「才能・知恵が優れている。また、その人」
イ:「人間性・性格・考え方・行いが優れている。また、その人」
ウ:「頭の働きが鋭く、知能にすぐれている」、「頭がよい」(反意語:愚)
エ:「抜け目がない」、「要領がいい」
オ:「失礼になるので申し訳ない」
カ:「神や自然などの超越的なものに対して恐ろしいと思う事」
キ:「尊い(尊敬する事)」
ク:「ありがたい」
ケ:「すばらしい」、「立派だ」
コ:「都合がよい」、「運が良い」
サ:「程度がはなはだしい(普通の度合いをはるかに超えている)」、
「非常に」
②「さかしい」
ア:「才能・知恵が優れている。また、その人」
イ:「才能・知恵が優れているようにみせるさま」(例:小賢しい)
ウ:「心がしっかりしている」
エ:「優れて見えるさま」、「上手である」
オ:「気が利いている」
カ:「健康であるさま」
③「まさる(他と比べて価値や能力などが上である、優れている)」
④「多い」、「豊か」、「財産が多く金持ちである」
⑤「尊ぶ(優れた人・価値のあるものとして尊敬する)」
⑥「他人に関する物事につけて敬意(尊敬する気持ち)を表す」(例:賢察)
⑦「濁酒(どぶろく)(白く濁った酒)の別名」(反意語:聖(清酒))
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(臤+貝)。「しっかり見開いた目の象形(「家来」の意味)
と右手の象形」(神のしもべとする人の瞳を傷つけて視力を失わせ、体が
「かたくなる」の意味)と「子安貝(貨幣)」の象形(「財貨」の意味)から、しっかり
した財貨の意味を表し、そこから、「かしこい」、「まさる」、「すぐれている」
を意味する「賢」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ケン」
訓読み:「かしこ(い)」
常用漢字表外:「さか(しい)」、「まさ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かた」、「かつ」、「さかし」、「さと」、「さとし」、「さとる」、
「すぐる」、「たか」、「ただ」、「ただし」、「とし」、
「のり」、「まさる」、「ます」、「やす」、「よし」
画数
「16画」
部首
「貝(かい、かいへん(貝偏)、こがい)」
「貝」を含む漢字一覧
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