「寡」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「寡」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すくない(少)」、「少ないこと」、「少ないもの」(例:寡黙)
②「弱い」、「力が弱い」(例:寡力)
③「やもめ(夫のいない女、夫を失った女)」
④「やもお(妻のいない男、妻を失った男)」
⑤「(徳の少ない意から)古代中国で、王・諸侯が謙遜して(控え目に)いう
自称(自分から名のること)」(例:寡人)
⑥「(徳の少ないの意から)自分の主君(仕えている人)や自分を謙遜
していう語」(例:寡君)
※諸侯とは、君主(国を治める人)の権力の範囲内で一定の領域を
支配することを許された家来である貴族の事を言う。
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成り立ち |
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会意文字です(宀+憂の省略形)。「屋根・家屋」の象形と「人の頭部
を強調した」象形(「うれえる(心配する)」の意味)から、屋内でひとり
うれえる事を意味し、そこから、「やもめ」を意味する「寡」という漢字が
成り立ちました。転じて(派生して・新しい意味が分かれ出て)、「少ない」
の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「カ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「すく(ない)」、「やもめ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「14画」
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