「斉/齊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「斉」は中学生で習います。「齊」は常用漢字外(人名用漢字)です。
「斉/齊」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説 |
意味 |
①「ひとしい(等)」、「ととのう(整)」、「そろっている」、
「きちんとしている」、「同じである」(例:均斉)
②「ひとしくする」、「ととのえる」、「そろえる」、「きちんとする」、
「合わせる」、「同じにする」(例:斉唱)
③「ひとしく」、「みな」、「そろって」(例:一斉放送)
④「正しい」
⑤「かたよらない」
⑥「真ん中」、「中央」
⑦「うず」、「水のうず」
⑧「へそ」(同意語:臍(せい))
⑨「おごそか(礼儀正しく近寄りにくいさま)」
⑩「つつしむ」
ア:「間違いや深く考えずに行動したり言ったりする事がないように
気をつける」、「注意深くする」
イ:「控え目にする」
ウ:「大切にする」、「価値のあるものとして重くみる」
⑪「努める(努力する)」、「怠らない」
⑫「国名。紀元前1046年-紀元前386年。周代、春秋時代、戦国時代初頭に
わたって現在の山東省を中心に存在した国。周建国に貢献した
家来:太公望によって立てられた国である」
⑬「王朝名」
ア:「南朝の1つ。479年-502年。蕭道成(しょうどうせい)が宋(そう)の
譲りを受けて建てたもの。建康(今の南京市)を都とした。」
イ:「北朝の1つ。550年-577年。高洋が東魏(とうぎ)の譲り受けを受けて
建てたもの」
※王朝とは、同じ王家に属する帝王(国を治める人)の系列。
また、その王家が支配している時期を指します。
⑭「ものいみ(神仏を祭るとき、飲食や外出などの行動を控えけがれ(汚れ)
を取り去り、心身を清める(きれいにする)こと)」(同意語:齋)
⑮「喪服の名前。裳(も)のすそ(下の方)を縫い合わせたもの」(同意語:齋)
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成り立ち |
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象形文字です。「穀物の穂が伸びて生え揃っている」象形から、
「揃う」、「整う」を意味する「斉」という漢字が成り立ちました。
※「斉」は「齊」の略字です。
※「齊」は「斉」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「セイ」
常用漢字表外:「サイ」、「ザイ」、「シ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「ととの(える)」、「ひと(しい)」、「ものいみ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「いつ」、「いつき」、「きよ」、「ただ」、「ただし」、「とき」、
「とし」、「なお」、「なり」、「ひとし」、「まさ」、「むね」、「よし」
画数
「8画」(斉)
「14画」(齊)
部首
「斉・齊(せい)」
「斉・齊」を含む漢字一覧
部首解説:
「斉・齊」をもとにして、「揃う」の意味を含む漢字ができているが、すべてではない。
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