「愁」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「愁」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うれえる」
ア:「よくないことになるのではないかと心配する」、「気にかける」
(例:愁苦)
イ:「ひどく悲しむ」(例:哀愁)
ウ:「心の苦しみを人に訴える」、「自分の悲しみを人に告げる」
(例:愁訴)
エ:「病気に苦しむ」
②「うれえ」、「うれい」
ア:「予測される悪い事態に対する心配」、
「心配事があり、心が晴れない事」
イ:「ひどく悲しむ事」
ウ:「心の苦しみを人に訴える事」、「自分の悲しみを人に告げる事」
エ:「疲れ」
オ:「病気」
カ:「喪(も)(人の死後、その近親の者が、一定の期間、外出や
社交的な行動を控える事、災難)」
③「さびしい」(例:哀愁)
[憂・愁の使い分け](うれえる・うれい)
「憂」・・・「心配や悩みが主である場合」(例:日本の未来を憂える)
「愁」・・・「悲しみが主である場合」(例:廃れた都市を愁える)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(秋+心)。「穂の先が茎の先端に垂れかかる象形
と燃え立つ炎の象形と亀の象形」(古代の占いは亀の甲に火を近づけて
行われ、その亀は秋に捕獲され、また、秋には穀物の収穫もある為、
「秋」の意味を示すが、ここでは、「かぼそい鳴き声の擬声語」)と「心臓」
の象形から、「心が悲しくなる」、「泣きたくなる」を意味する「愁」という
漢字が成り立ちました。
※擬声語とは、動物の音声や物体の音を象形文字で表したもの
を言います。
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読み
音読み:「シュウ」
訓読み:「うれ(い)」、「うれ(える)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」
部首
「心(こころ)」
「心」を含む漢字一覧
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「憂」、「患」
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