「衿」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「衿」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「えり」(同意語:襟、領)
ア:「衣服の首回りの部分。また、そこにつける補強したり、目立たせたり
する布。きん。」(例:ワイシャツの衿を立てる、開衿)
イ:「首の後ろの部分」、「首筋(首の根っこ)」
ウ:「上着、下着を重ねて着て、着物同士を合わせる事」(例:三つ衿)
エ:「掛け布団の首にあたる部分にかける細くて薄い布」
②「小さい帯」
③「紐(ひも)。付け紐(着物等で首回りの部分の下に縫い付けられて
いる紐)。」
④「結(むす)ぶ」(例:衿契)
⑤「帯びる」
⑥「下帯(したおび)」
ア:「ふんどし」
イ:「腰巻き」
ウ:「肌着の上に結ぶ帯。下紐。」
⑦「心。思い。胸。」(例:開衿、衿契、胸衿)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(衤(衣)+今)。「身体に纏(まつ)わる衣服の
襟元(えりもと)」の象形(「衣服」の意味)と「ある物をすっぽり覆い含む
さま(様)」(「覆う」の意味)から首の回りを覆う「えり」を意味する
「衿」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キン」
訓読み:「えり」、「むすぶ」
画数
「9画」
部首
「衤(ころもへん(衣偏))」
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「衣」、「今」
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